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このページの日付進行は、上から下です。
◆2GHz 20inch iMac(M9845J/A) 購入しました!
まずは届くまでの話。
前にも書いたけど、 メインマシンの買換えを考え始めたのは、2003年春。買い替える前のメインマシンは M7680J/A (iMac Special Edition 600MHz/128MB/40G/CD-RW/128Ultra/56K Graphite)
当時のOS-X 10.2が重くて、2004年春に買換えるつもりでした。
その予定だったけど、2003年10月に出たOS 10.3の出来が良く、実用に使えたから iMacG3の買換えを先送りして、かわりに購入したのが iBookG4。
「iMacG3が使える」と言ってみたものの、CD-Rを時々書き込めない等、苦しい部分があったのも事実。iBookG4には、CD-R書込み/DVD-ROM読込み/USB2.0/音楽CDの高速リッピングなど、非常に助けられました。iBookG4は「嫁さん用マシンとして買い足し+ iMacG3の補完機」でした。
iBookG4購入から1年以上過ぎ、再び iMac買換えを検討し始めました。購入するマシンは直前まで PowerMacG5(M9454J/A , Dual 1.8GHz)の予定でした。新しいマシンでは動画+VirtualPC の処理能力に期待していて、iMacG5(M9250J/A , 1.8GHz 20inch)の処理能力には懐疑的だったからです。
2005年4月に発表されたPowerMacG5(M9747J/A , Dual2.0GHz)のスペックは大したことなかったものの、20inchのシネマディスプレイも値下げされたので、PowerMacG5購入はほぼ決定でした。
PowerMacG5を即購入しなかったのは、2005年GWの帰省費用を捻出するため。それに、自分の予想では新iMacG5が発表されるのは05年6月のWWDCで、スペックもM9250J/Aモデルから大して変更されないだろうと思ってました。
ところが、帰省旅行中に発表された新iMacG5は魅力的。即、購入機種を iMacG5に変更しました。
実際、5月5日にアップルストア栄店で「HDDを400GBにカスタマイズして持ち帰りたい」と相談(笑)
店頭で BTOできないことは知ってたけど、「今月からできるようになりました♪」というセリフを期待して相談してみました。店頭でのBTOはやっぱり無理で、新 iMacG5本体も未入荷でした。釧路に戻って PowerMacG5とじっくり比較したら...
2GHz 20インチ iMac Dual 2.0GHz PowerMac
番号 M9845J/A M9747J/A
CPU 2GHz PowerPC G5 Dual 2.0GHz PowerPC G5
二次 512KB二次キャッシュ 512KB二次キャッシュ
FSB 667MHz 1GHz(各プロセッサ)
メモリ 512MB PC3200(MAX2GB) 512MB(MAX4GB)
GPU ATI Radeon 9600(128MB DDR SDRAM、AGP 8X対応) ATI Radeon 9600(128MB DDR SDRAM、シングルリンクDVIポート×2基
HDD 250GB シリアルATA(7,200rpm) 160GBシリアルATA(7,200rpm)
光学系 8倍速SuperDrive(DVD+R DL/DVD±RW/CD-RW) 16倍速SuperDrive(DVD+R DL/DVD±RW/CD-RW)
ディスプレイ 20インチ ワイドスクリーンTFT液晶、1,680×1,050ピクセル (Apple Cinema Display20インチM9177J/A、1,680×1,050ピクセル)
入出力ポート FireWire 400×2基、USB 2.0×3基(本体)、VGA出力(2)、S-Videoおよびコンポジットビデオ出力 FireWire 800ポート×1基、FireWire 400ポート×2基、USB 2.0ポート×3基、AGP 8X Proスロット
ネットワーク Gigabit BASE-T Ethernet、56K V.92モデム、AirMacEXTカード、Bluetooth 10/100/1000BASE-T Ethernet
オーディオ ヘッドフォン/光デジタルオーディオ出力ミニジャック、ステレオライン音声入力ミニジャック(アナログ) 光デジタルオーディオ入力、光デジタルオーディオ出力、アナログオーディオ入力、アナログオーディオ出力、前面ヘッドフォンミニジャック、内蔵スピーカー
価格 ¥209,790 ¥330,330
差額(¥120,540)
青字はスペックが上回る項目だけど、ほとんど違いナシ。HDDなんて iMacが大きいし、AirMac&Bluetoothが標準装備されたのは大きい。以前はPowerMacにしかない Firewire800にこだわってたけど、対応機器がほとんど出回ってないし。
iMac を選ばず PowerMac を買うには、23inch以上のディスプレイを選ぶか、CPUが上位のモデルを選ばないと意味がない。
上の2モデルでもベンチマークを取れば差が出るだろうけど、差額¥120,540の速度差はないと判断。
PowerMacの下から2番目のモデルは「iMacなら物足りないがそれほどのパワーはいらない」というユーザ向けと思うのに、これだと購入甲斐がない。(シングルCPUモデルは PowerMacと思えないし)
Mac道楽を始めて一度は PowerMacを手に入れたかったけど、その機会は当分なさそう。
今回、買換えるときに欲しかった機能は
1.広い画面
2.大きなメモリ空間
3.速い処理速度
動画をやってみたかったんです。今はノウハウを持ってないから、iMacG5で勉強してから“その次”を考えるか…なんてね(^^ゞ
メモリは雑誌で紹介・広告して、土屋さんも購入されたサンマックス・テクノロジーで、PC3200 Dualセット¥27,000を購入。送料無料&クレジットOKなのはありがたい。最初から挿さってた512MBはオークションに出すか。
一般店で iMac本体を購入してメモリ下取りという手もあったけど、HDDを400GBにカスタマイズしたかったから、これで可。
メモリをオーダーしたのは、iMacG5と同じ5月8日。すぐ発送されて、5月11日に届きました。

この箱がメモリの包装箱。
サンマックスは、大容量メモリの需要が窓機より高いから Mac専門で通販を始めたというお店。
不思議に思うのは、窓機は今でも256〜512MBで動かしてる人が多いこと。Macでも基本的な機能なら512MBで使えるけど、たくさんメモリを積めばもちろん、快適に使えます。窓機でも負担の大きな作業には大容量メモリが要ると思うけど、効果がないのかしらむ?まさかねぇ。CAD対応とか業務用はあるけど、個人でムービー編集する人も少なくないと思うけれど。
以前、真剣に窓機購入を考えて Dellに電話で見積りしたとき「メモリ1GBで」というと「そんなに積むんですか?」と驚かれたことがある。他メーカの現行機種でも、コンシューマ機で2GBを積めるマシンは見当たらない。
(加筆)窓のコンシューマ機も、2005年夏モデルでは2GB積めるモデルが増えてきました。
(加筆)Macでも、OS-10.4.2でWEB・メール・iアプリを動かすだけなら、メモリは768MB〜1GBあれば十分な様子。オイラはソフトをいくつか立ち上げたまま作業するので、2GBの恩恵は十分享受してます(^^)

購入したメモリは Hynix製。
1枚=1GBで、これが2枚。思い返すと、Powerbook550cが出たときに“大容量!”と言われたHDDが750MBだから、そのHDDよりもこれ1枚のほうが大容量です。そのときから10年もたってないけど、隔世の感。
メモリも届いて準備は整ったけど、肝心の iMacがなかなか来ない。BAX GLOBALが運んでいて、アップルのページではTracking Numberも表示してあるのに、BAXのサイトでは運送状況が表示されませんでした。5月12日に出荷完了メールが届いてから、結局手元に届いたのは5月18日でした。福山通運の記録。
状況 日付 支店名
受付 2005/5/16 12:28 成田支店
発送 2005/5/16 成田支店
到着 2005/5/18 10:36 釧路支店
持出 2005/5/19 06:55 釧路支店
配達完了 2005/5/19 09:51
持出と配達完了は、福山通運の入力間違いです。オイラが受け取ったのは18日の19時過ぎでした。
不在通知があったので連絡すると「18時以降は翌日配達です」と言われたので、大雨だったけど引取に行ってきました。
(05.05.18) やっと iMacG5が到着
梱包を解いて起動すると、Bluetoothの認識画面が出てきます。ここで、キーボードがワイヤレスというのは、想像以上にストレスから解放されることに気づく。
最初に立ち上がる移行アシスタントはパスして、付属DVDから Apple Hardware Testをスタート。「(フル)テストに要する時間:5〜15分」と書いてあったのに、実際には38分17秒かかりました。

起動して直後に確認した画面。
つぎにバスタオルを畳の上にひいて、裏蓋を開けてメモリ取付け。

このレイアウトを見て「美しい!」と書いてあるサイトを見るけど、オイラは門外漢なんで分かりません。
でも、スッキリしてることは分かります。
構造上、簡単に開けられるとはいえ、ここまで Macを開腹したのは初めて。ここまで開けられると、中のホコリをエアブローで飛ばせるから嬉しい。iMacG3だと中のホコリが取れなくて。
メモリ取付け完了。押し込むだけですが結構、チカラが要ります。

上の写真と比べると、最初から挿さっていた1枚を抜いて、新しく2枚を増設できたことが分かります。その横にG5の文字がデンとあって、表からは見えなくて裏蓋を開けないと見えないのが、逆に良い。
再び起動すると、メモリが認識されました。
無線LANに繋いでアップデート類を一斉にかけました。すでに10.4.1がリリースされてたので、アップデータは全部で82.7MB。AirMacEXTカード内蔵だと楽ちん。
ここで、古い iMacを机から下ろして新旧交代。ソフトのインストールやデータ移動を始めました。
まずは、FileMakerProをインストール。Ver.7を使ってるけど、前のiMacなら起動画面を5秒くらい見てたのに、一瞬で起動します。
iMacG5の大きなHDDに、データを放り込みます。22GBまで増えた iTunesのライブラリや、iBookG4や iPodに分散して保存してた素敵な動画(笑)などを全て iMacG5へ。まだ移しきれてないデータがあるけど、それでも300GBくらい余裕があります。
さて、いつもの作業開始。一番機能的に欲しかった「広い画面」のメリットを一番感じられるのが、GoLive。
iMacG3の画面と、iMacG5の画面。それぞれ実物大でどうぞ。
ウチのサイトを始めたときは、ホームページを作成するマシンの画面が800x600ピクセルで、見る側のディスプレイを640x480と想定して横幅を決めたから、iMacG5の1,680×1,050ピクセルという画面は広い。作業に使うパレットを右側に2列並べて使えるのが嬉しい。広すぎるから、右のスペースを誰かに貸したくなるほど(笑)
広いメモリ空間も魅力。サイトを更新するときは GoLiveだけでなく、いくつかソフトを立ち上げたまま作業します。ブラウザ・GraphicConverter・Photoshop。さらに Illustrator、ときにはProAtlasも立ち上げるので、以前の環境では 512MBしかないメモリが逼迫しました。
これが 2GBあれば、何とかなります。

GoLiveだけでなく、Photoshopの仮想メモリ空間も十分に確保できるので、作業が格段に快適になりました。あと、メモリの管理方法が Tigerになって上手になった気がする。アクティブでないアプリのメモリ占有率が下がった気がするけど、これはまた後日。
ほか、GyazMailも好調。
広い視野角の液晶は、ホントに美しい。あまりにも鮮明すぎるから、輝度を落として使ってます。最大輝度にしても不満の残る iBookG4とは、やはり数段ちがいます。
あとで分かったことですが、僕と数日違いで同じモデルが届いた人の搭載ドライブはPIONEER DVD-RW DVR-K04L でした。オイラのマシン搭載のドライブはMATSHITA DVD-R UJ-845。いずれもサポートするのは-R, -RW, +R, +RW, +R DL だけど、ほぼ同じ日の納品なのにドライブが違うこともあるんだ。
ところでこのモデル、アップルのサポート上の名称は「Ambient Light Sensor」というらしい。“Summer2005”なんて呼び名じゃないのはいいけど、なんかあると思うのは深読みしすぎ?(後日追記・・やっぱり“何か”ありました。PowerPCを載せた iMacとしては最終機になるだろうから、この名称で困らないわけだ。)
スリープランプが、周囲の明るさに対応して輝度を調整する機能はうれしい。iBookG4と比べるとよく分かります。
(05.05.22) 4月末に届いたRD-H1をLANに繋げて、VHSビデオからRD-H1に読み込んだ動画をiMacに転送しました。
まずルータのAirMacEXT BasestationにRD-H1をLANケーブルで結線。DHCPを使ってIPアドレスの自動設定をして、RD-H1の接続確認までは楽勝。そのあと、意外と手間がかかりました。

次はブラウザでの作業だけど、まず Firefoxが使えません。調べると、タブブラウザはJAVAの解釈が違うとかで、Safariを使うとOKでした(Safariもタブブラウザだけどなー)。
で、メイン画面は出せたものの「ネットdeモニター」の画面が出てこない。これも「ポップアップウィンドウを開かない」をオフにする必要があるけど、気づくのに時間がかかりました。

ここまで持ってくるだけで一苦労。

vrxを起動してやっと、RD-H1に取り込んだVHSビデオの動画をMacに転送できる準備が整いました。ところが、最後の最後に「データを受ける側を確認してください」とエラー。原因は[システム環境設定]-[共有]で有効にしてたファイアウォール。これを停止して、やっと転送されました。調べたら、常駐監視型のウィルスチェックソフトを終了しないと転送できないケースもあるらしい。

画質レート7.0Mbps・音質L-PCMで取り込んだ約60分の音楽のビデオクリップがMacに転送されて3.48GB。これを、Toast 6 TitaniumでDVに変換したら11.7GB。RD-H1からの転送時間も長かったけど、それ以上に時間がかかったのがDVへの変換。時間計測を途中で投げ出したほどでした。
コンシューマ機のG5とはいえ、メモリ&HDDの環境を整えたのに60分の素材を60分以上かけないと処理できないということは、動画を扱うにはまだまだパソコンの処理能力が追いついてないことを実感。

おまけに、変換したDVファイルはなぜかiMovieで読み込めないし、画質も悪い。予定ではiMovieで読みこんだあと、iDVDに渡してDVDに焼くつもりだったけど予定変更。RD-H1から転送したvobファイルをそのままDVDに焼いて、DVファイルへの変換はどうしても必要なときだけに限ることにしました。vobファイルのままでも、パソコンなら見られるから。

とはいえ、RD-H1の「見たら消す」と「やろうと思えばメディアに残せる」という作業を確立できました。この「残そうと思えば残せなくもない」のがポイント。年に数回しか使わないだろうけど、全くできないのとは違うから(笑)

(05.05.27) iMacG5の数少ない不満点は、I/Oポートがすべて背面にあること。デザインの都合上やむを得ないのは分かるけど、せめてヘッドホンジャックだけは横につけてほしかった。
しばらく使い続けて、感心したのが液晶の表示品質。
Illustratorの場合、切れそうなほどシャープなラインが描画されます。
逆に、ファイルサイズを抑えるためにレートを故意に落としたや映像や写真の場合、iMacG3や iBookG4なら気にならなかったのに、iMacG5ならその違いが目についてしまいます。
楽しくて実用的なのが、SafariのRSSフィードを指定して、内容を表示するスクリーンセーバ。コンテンツが更新されるから飽きません。これを使いたくて、はじめてRSSを覚えました(笑)
RSSのテキストが画面上で円柱状にぐるぐる回るアクションはクール。OS7.5〜8.6当時なら考えられない描画処理です。クイックドローGXでも無理だろうとか、思い耽てしまった(笑)
処理速度を実感できるのがブラウザ。同じサイトでも表示されるまでの時間が iMacG3とは全然違います。ブラウザの体感速度は回線速度もさることながら、CPU能力に大きく左右される話を思い出しました。
処理は速いけど、犠牲になったのは熱。平常時なら放熱ファンの音は気にならないけど、ファンがフル回転するとテレビのボリュームを上げなきゃならないほど。(フル回転することはあまり無いけど)
昨年、iMacG5が初めて出たときに「これで PowerbookG5のリリースが見えた」と書いたサイトも少なくなかったけど、もうちょっと時間がかかりそう。
(後日追記:Intel移行発表。PowerbookG5は実現しない?)
iMacG5にプリインストールされてるソフトが、以前とは様変わり。InternetExplorerはともかく、StuffitExpanderがないのはちょっと驚いた。さらに Classic環境も添付DVDからインストールしなくちゃいけない。

じつはスキャナがOS-Xで動かないから、Classic環境はまだ使います。このスキャナ以外で Classicを使うことはないのに...

ハード環境はひとまず落ち着きました。ウチの新しいLAN図。以前の環境はこちら

AirMac ExtremeBasestasionの1つしかない有線Etherポートに HDDレコーダが繋がってるのはもったいない気もするけど、iMacのギガビットイーサを活用できるときまで、このままで可としよう。
(ページが伸びたので、分割しました。分割したページはこちら。)