@Software

 パソコンを買う前は「どの程度使えるのか?」ということに悩みました。どこかの本に書いてあった台詞を借りると、「買う前に何ができるのかハッキリ分からない買い物」ですが、幸い自分は目標がハッキリしてました(下の項目)。「どこまで使えるようになったのか」はともかく(^^;)、自分の使っているソフトを整理してみました。
◆Microsoft Office Macintosh-Edition
 初めてのパソコン=Powerbook520cを買った日に、一緒に購入したソフト。 当時はOffice4.2がリリースされたばかりで、Powerpointのリリースが遅れているので、後日送るというメモ書きがくっついてました。この当時、OfficeでもメディアはFDとCDの2種類が提供されてました。パソコンと同時にCD-ROMも買ったので店員は「在庫がFDしかないんですが…」と言ってくれたのに、それまでのワープロしか知らなかった自分はFD版を持って帰ったのでした。50枚以上あるFD版のパッケージは広辞苑なら数冊分くらい重くて大きく、インストール作業には1時間以上かかりました。
それまで使っていたシャープ社のワープロから、Macに乗り換えた理由は2つ。

 ・ポップを作りたい・表計算を使いたい

表計算は書院ワープロで結構使ってましたが、ワープロ付属の表計算機能では限界があります。でも「ポップ作成」は難しそうで、簡単にはマスターできない覚悟はありました。そこで、まず表計算ソフトを購入したワケです。Officeを購入するときに比較したものは「クラリスワークス」くらい。
クラリスワークスには「ツールは全部そろっているが、ちょっと凝ったコトをしようと思うと制限が多い」という先入観があったので、選択から外しました。

さて、Powerbookは半年ほどで520c→550cと買い替えましたが、Office 群は、68040CPUで動かすには重過ぎました。それでも仕事で使うには欠かせず、毎日立ち上げてはファイルを作りました。MSのソフトですから、文句をいうとキリがありませんが、自分にとっては非常に使いやすい表計算ソフトと言い切ってしまいましょう。ちなみにメディアですが、アップデート版が出たときは迷わずCDを選びました。
さらにPowerbook2400cに買い替えた頃には、Excelも98に進化して使いやすくなりました。新しいバージョンがもうすぐ出そうですが、しばらくはver.98を使い続けることになるでしょう。ちなみにOfficeファミリーのPowerpointは必要ないので削除済み。Wordは社内の書類がほとんどWin-Office製なので、社内文書を見るときの「重量ブラウザ」として稼働中。わざわざWordで作る必要のない書類がほとんどなので、テキスト書類に変換する「重量コンバータ」としても活躍中。

(02.12.08)でも最近、Wordをいじる機会があったんです。専門アプリってやっぱり強いなぁと実感(°゜)☆\BAKI

(03.09.07)ここしばらく、Wordにハマってます。使うと便利だけど「なんでこのコマンドがこのメニューにあんの?」という疑問がしきり。「巨艦・メジャー・長寿」アプリの宿命でせうか。

Word vs 一太郎
(03.09.21) 転職して初めて見た対決図式。それまで一太郎は起動してる画面を見たことなかったし、テキスト書類のほとんどは Illustrator で作ってたから、Word を使うことも皆無でした。
いざ、Wordか一太郎のいずれかを使わざるをえなくなり、少しでも見覚えのある Word を選択。周りを見ると、Wordと一太郎の両刀使いはまずいなくて、片方が使える人はもう片方を敬遠するケースがほとんど。「慣れてないから(一太郎からWordへ)直して」と言われたときもあるけど、「一太郎(あるいは Word)ならではの機能」を使い込んで作成されたファイルは滅多になく、テキストコンバータとして使うのがほとんど。さらに一太郎からリッチテキストで書き出せば、ほぼレイアウトをくずさずに Word に読み込むことができたので『Word vs 一太郎』の対決図式は大したコトじゃありませんでした。罫線の扱いや文字装飾の概念が違うので、とまどうこともあるけど。
職場にある過去の書類はほとんど一太郎で作られてるけど、将来的にWordへの移行が決まってるから、Word を続けます。そのうち Lotus1-2-3 と Excel みたく、大差が付くでないかな。
ちなみに Excel よりも Lotus の方が慣れてるという人、まだいます。

(04.08.15)すごく久しぶりに、「Word の中に Excel の表を挿入・編集する」機能を使ってみました。どれくらい久しぶりかといえば、Office 4.2以来。 OLE とかが現役の頃です(爆)
同じ書類を Mac10.3(ver.X) と Win98(ver.XP) で開いて編集したら、Macのほうがメチャ早い。マシン環境の違いはあるけど普段は Win のほうが早く動くから、意外でした。最近、使う人が少ない機能なのでしょうか>「Word の中に Excel の表を挿入・編集する」

(04.09.25)Office2004を購入。バージョン番号は Excel・Word ともに“11.0”。インストールして、Ver.Xで作った書類を Word で開いたら、MS明朝と MSゴシックを認識しなくなりました。Office.XとOffice2004で、インストール場所が違うようです。
Office2004:~/Library/Font
Office X:~/Users/home/Library/Font
というワケで、ユーザフォルダ側にあった4つのフォント「MS Gothic.ttf、MS Mincho.ttf、MS PGothic.ttf、MS PMincho.ttf」を上位フォルダに移したら認識しました。ふぅ。
購入した理由は、 Unicode に対応したこと(フル対応じゃないけど)。マイクロソフトは「Office Xで、Unicodeには対応済み。ただ、表示できないし印刷できない」といってたけど、それって対応してないのと同じだべさ。
それと、書類のほとんどを Word で作るようになったことも購入理由。

互換性チェック機能は便利。Macならver.98まで、さらにWinに書き出した場合にも ver.97まで各ver毎にチェックできるから便利。チェックされる内容までは点検してないけど、この機能はゼヒ Illustratorにほしい!!

Excel2004の「ページレイアウトビュー」機能は、使い込んでみないと判断つきません。データベース的に使うなら無意味な機能だけど、印刷するときは必ずプレビューで確認するし…。(後日追記:ページレイアウトビューなんて要らない。じゃまなだけ)
スマートタグ機能は Win版Excel で結構使ってから、Macでも実装されて便利。

あらためてアバウト画面を見比べると、Excel-ver.5 や Word-ver.6 の頃は何をするソフトなのか分かりやくて、説明的なイメージがあります。Ver.98当時も面影は残ってるけど ver.2001になると、Excel や Word の名前を主張してるだけ。マイクロソフトが「Excel・Wordといえばどんなソフトか世界中の人が知ってるでよ〜」と自覚しはじめた時期なんでしょーか。

(04.10.03)Excel2004で困ったバグ?があります。以前のver.のエクセルで作成したピボットテーブルの元データ範囲を変更するためにウィザードを起動して、最初に出た画面で「戻る」を押すと強制終了してしまいます。落ちると同時にマイクロソフトにエラーレポートを送るソフトが起動し、「送信しまっか?」と訊ねてきます。
以前のバージョンと違い、どんなデータが送られるのか&個人データは送られない…と細々に書かれてあります。ピボットテーブルはよく使うから、改良されるならと送信しまくり。
ちなみに、この症状はVer.2004で作成したピボットテーブルでは発生せず、症状が出る場合と出ない場合があります。症状が出るピボットテーブルは何回やっても落ちるけど、出ないものは何回やっても落ちません。(下に追記)

一方、Excelのグラフは前回のVer.で少し改善され、今回かなり美しいグラフを描けるようになりました。以前のVer.なら「いかにもExcelで作りました臭」がキツいグラフがデフォルトだったから、その臭いを消すのに手間がかかりました。窓版はいまだに赤紫色+変な青色のグラフが吐き出されるけど、何とかしてほしい。聞いた話では、ひと昔以上前のプリンタ仕様に合わせた名残らしいけど。

Wordで、ラベルの差込み印刷機能を初めて使いました。なかなか使えます。Excelのデータを直接読み込めるのはもちろん、FileMakerProのデータまで読み込めました。FileMakerはラベル印刷が得意だけど、ver5.5だとUnicodeに対応してないから、Word2004で編集してプリントしたらバッチリ。面付けもきれいだし。

ところで、「Unicodeにフル対応でない」ことは、差込み印刷時に気付きました。ここにもアップした字が、Excel でも Word でも表示OK&印刷OKだったのに、Word で Excel のデータを差込みしたときに文字化けして、アンダースコアが表示されただけでした。

(04.10.13)10月3日に書いたExcel2004のバグに、今日付けで公開された「Microsoft Office 2004 for Mac 11.1.0 サービスパック1」のバッチをあてたら直りました!今回のアップデート内容の詳細を見ると、ピボットテーブルが原因でなく、マクロが含まれる書類を開く際のセキュリティに絡む問題らしい。
確かに、自分が作った書類でもマクロを使ってました。組み込んでたことを忘れてたけど(笑) 今回はたまたま自分の不具合箇所が直っただけ…けど、見直したぞマイクロソフト。

(05.10.02)来年出荷予定の Windows次バージョンの vistaと、抱き合わせアップデートされる Office12。ヒマつぶしにスクリーンショットを見てたら、結構いい感じ。バカでかいアイコンは気に入らないけど、色使いは好きだし、XPよりも目の負担は少なそう。

(07.11.18)11月初頭に、窓用Office2003を購入しました。2007でなく2003を選んだのは、職場で一斉導入されたから。
MS-Officeは2003からアクティベーションが導入。今まで 悪ティベーション=悪いモノ、と思ってたんですが、結局は自分の利権を守るもの、と考えることにしました。同時に、アクティベーションせざるをえないところまで、業者も追い込まれて来たのかも。
その ver.2003 の Excel は、ほとんど変化なし。細かい変更点は多数あるでしょうが、自分にとっては約2世代前の段階で「良い意味で枯れた」感があります。
問題は Word2003。書類を開くだけで兎角に時間がかかる。ネットで検索した対応策を試しても、あまり変わりません。改善して欲しいのは罫線の取扱いや書式設定なのに、使わない機能ばかりが強化された感じ。MS社は、ユーザの要望のうち優先度の高いものからフィードバックしているというものの、そうは思えない仕上がり。かなりストレスを感じます。
共通仕様で鬱陶しいのが、コピーを2回すると一覧表示されるクリップボード。狭い画面ではジャマ。ver.2007で改善されてるのか分かりませんが…
画面デザインやレイアウトは良くなりました。

◆Microsoft Excel 10.0.0
Excel98 から Excel2001 になるとき、キーボードショートカットが大幅に変更されたのが気に入らなくて、長い間“98”と“2001”を併用してました。
2002年5月に OS-X へ移行しようと買ってきたのが“10.0.0”。前述のショートカットが変更できるのも特長だったので、さっそく変えてみました。以前から変更したくないショートカットは、下の3つ。
・挿入:command + I
・消去:command + B
・下方向へコピー:command +D
「挿入」はともかく、「消去」にこのショートカットを割り当ててるソフトは他に見たことないので、Excelがイビツといってしまえば、それまでですが。
そして、10.0.0でも解決されなかったショートカットは
・削除:command + K
でした。デフォルトで「ハイパーリンク」に割り当てられていて、変更できません。仕方なく command+option+K に変更しました。この「ハイパーリンク」を使うユーザが何割いるのか知りませんが、どう見てもマニアックだと思うんですけど。あと、1枚のシートで扱える行数が、65,536行から増えなかったのも残念。
いっぽうで、ver2001で便利になった「ピボットテーブル」がそのまま使えるのは嬉しかったです。また、v5.0のときに書いたマクロが、98→2001→10.0と自動的に書き換えられるとはいえ、ちゃんと作動するのには感心
しました。
ところで、今回のアップデートで初めて「Office」でなく「Excel」単体を選びました。今までは、Windows の Word と文書互換する日に備えて投資してきました。それで、確かにWordファイルは回ってくるようになったけど、結局は「ブラウザ」でしかありませんでした。つまり、仕事に使う書類レベルだと、「テキストデータ」で十分なのです。取りあえずファイルを開いて、テキストに落とし込めばOKなので、「ワープロ」自体、要らないってのが結論です。逆に写真を張り込んでレイアウトにこだわって…という書類だと、Wordや一太郎でもチカラ不足。なにより、Macで無理して開くよりも、カラーコピーしたほうが早いし(笑)
(追記:結局、Office2004を買いました。上で「ワープロ自体いらない」て書いたけど最近は逆で、全部Wordで済ませるようになってしまいました)

(03.08.27)慣れ親しんだソフトなので、資格認定を受けました。MOUSの上級をVer.2002で取得。目安にはなるかなと。

(04.01.24)マックトピアのExcel Solution#2に、Win版にはないMac版オリジナルの機能として計算機・透過グラフ・アラームの設定等が紹介されてました。計算機はたまに使うけど、それ以外はほとんど使わない(^^ゞ
また、同じコラムの#1によると「OS/2」版のExcelもあったらしい(笑) Ver98以後の「Mac用はMacらしく」という路線はナットク。Ver.Xを初めて見たときの感想は「これがExcel?」でした。
あと、窓XPユーザは仕事道具に相応しくないから外観を“Classic”表示にして使う人もいるらしい。そこまでしなくともと思うけど、XPで作業してる人を後ろから見ると「深刻な」書類に見えにくいのも確か(笑)

#2のコラムにVer2.2 や 4.0 の話があるけど、Databeseに範囲名を設定しないと使えなかったとわ。フィルタオプションに機能が引き継がれてるという説明も納得です。ちなみに僕がパソコンを使い始める直前のバージョンまで、各アプリケーションの機能はかなり不便でした。
・Excel:Ver4.0までは1ファイルで複数のシートを扱えなかった。
・Illustrator:Ver5.0より以前はプレビュー画面で作業できなかった(窓図版の4.0はできたらしい)。パスファインダもなかった。
・Photoshop:Ver2.5まではレイヤーがなかった。
使い始めた頃、先輩方から「いいよなぁ苦労知らなくて」と言われたのを憶えてます(^^ゞ 

ExcelはMacが最初ということもあり、アイコンがずらりと並ぶインターフェースが特長。今ではMSのインターフェースみたくなりましたが、Excel5.0を使い始めた頃、表計算にDOSやオフコンを使っていた人も多く、Mac・Winに関係なく「アイコンを並べても分かりづらい」と言われたことも気になってたので、アイコンの一覧を比べてみました。

(04.09.25)Office2004を買ったので、Excelも2004になりました。上の方で書いた「ハイパーリンク」に割り当てられたショートカットは、やっとなくなりました。